カトラリーをはじめ金属加工産業の集積地で知られる新潟県燕市の物流の拠点、燕市物流センターを会場に5日(日)、「第43回燕青空即売会」が開かれており、朝から大勢の来場者でにぎわっている。
物流センターに組合会館を置く協同組合つばめ物流センター(鳥部一誠理事長・組合員32社)と燕市、燕商工会議所が主催し、実行委員会(矢代秀晴実行委員長)を組織して午前8時から午後3時まで、歩行者天国にした物流センターの道路を売り場に開かれている。昨年は6万人もの人出があった。
開会式では22日で市長を辞職する鈴木力市長が「ここで皆さんへのごあいさつは最後になりました。どうもありがとうございました」と感謝した。
燕市から南陽市へサクランボ狩り、南陽市から燕市へ燕青空即売会へのバスツアーが毎年、恒例になっている。今回も南陽市から80人が訪れることになっており、南陽市の白岩孝夫市長は「こんな素敵なイベントは市長や関係者のおかげ」と述べた。
出店しているのは、燕市内で事業を行っているか、燕商工会議所会員。主に商社がカトラリーや調理器具、台所用品、家庭雑貨などを格安で販売する。
希望小売価格の半額は当たり前。倉庫の肥やしにしておくくらいならと投げ売りの超お得なものも並ぶ、いわば在庫一掃セールだ。
出店は昨年より3社増えて40社。加えて組合駐車場は飲食店ゾーンでには、山形県南陽市のいも煮と福島県南相馬市の特産品の出店、PRブースを含め33の飲食店が出店し、腹ごなししながらゆっくりと買い物を楽しめる。
100円均一どころか80円均一の張り紙もある。少しでもいいものを手に入れようとスタートの午前8時からが人出のピーク。殺気立っているほど目を皿のようにしてぎっしりと商品が並ぶテントを回っている。
今回、初めて燕青空即売会のインスタグラムのアカウントを開設した。フォローして「いいね!」すると先着100人がミニプレゼントをもらえるという企画には、長い行列ができて行列分の配布だけで予定数に達する人気だった。