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商売繁盛を祈願する三条の冬の祭り行事、三条市八幡町、八幡宮(藤崎重康宮司)の献灯祭が14日午後8時から行われたが、13日未明から降り続いた雪は“三条っ子”にはかえって献灯祭の雰囲気づくりに一役買ったものの、祭日の改正で翌15日が休みでなくなったのが参拝者の出足を鈍らせたようだった。 |
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午後8時から拝殿で奉納神事、8時半から欠席した高橋一夫市長に変わって藤崎宮司が「三条市長」のろうそくに点火したのを皮切りに、次々とろうそくに点火した。 献灯祭は全国を行商に歩いた三条商人が、一年の家内安全や商売繁盛、道中の安全を願って八幡宮にろうそくを奉納したのが始まりで、その起源は安政年間にさかのぼる。畳を上げた拝殿には、ことしも地元の金物業者を中心に社名を大書した大ろうそくを奉納し、昨年と同じ36本の大ろうそくが並んだ。 大きいもので高さ1m近く、重さ45kgもある、このとき以外に出番のない文字通りの大ろうそく。翌日早朝まで明かりを灯しながら商売繁盛を祈願した。 市民の参拝は点火後に集中、午後9時前がピークで、参拝を待つ人が境内をにぎわわせた。拝殿裏に設けた焼納場では、しめ縄やお札などを火に投じ、家内安全、無病息災も併せて願っていた。 境内に積もった雪は参拝者が踏み固め、油断したら簡単に滑って転んでしまうほどつるつるに。おまけにこの冬いちばんの寒波が拍車をかけ、参拝者は足下から目を離せず、背中を丸めて歩いていた。 |
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