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燕よりさらに静かだった三条市成人式(2001.3.20)
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「春分の日」だった20日、三条市は午前10時半から三条市厚生福祉会館で平成13年三条市成人式を行った。この日はことし最高の17.5度(三条地域消防本部調べ)でまで気温が上がり、一気に初夏を思わせる陽気が、はたちの門出を祝福。2日前に行われた燕市の成人式と同様、関係者も拍子抜けするほど近年になく静かな式となり、心配された全国的な成人式の妨害等の報道は、逆にプラスに作用したようだ。
三条市に住民票があることしの新成人は、男563人、女533 人の計1096人(平成13年2月16日現在)。うち男子414人、女418人、の832人が出席、出席率は75.9%。
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成人の言葉を述べる
関谷さん(右)と長谷川さん(左)
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第1部の式典では、永塚光雄市教育長の開式のことばに始まり、国歌を斉唱、市民憲章を唱和。市民憲章は新成人の塚田泰志さん=三条市須戸新田・第四中=と五十嵐史子さん=同塚野目・同=が登壇して読み上げ、それに合わせて唱和した。
高橋一夫三条市長と岡田兵一郎市議会議長の祝いの言葉、関谷忠弘さん=三条市塚野目1・第二中=と、長谷川夕子さん=同田島1・第二中=が成人のことばを述べて閉式、第2部のアトラクションに移った。
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高橋市長祝辞
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NHKのお笑い番組「爆笑オンエアバトル」で、人気の「テツandトモ」。ギター演奏と歌で会場をわかせた。続くプレゼントの抽選会は、入場時に新成人から聞いておいた携帯電話の番号で抽選し、その場で当選者に電話をかけて当選を伝えるという、時代を感じさせる手法だった。
新成人の女子のほとんどが振袖姿。ヘアスタイルも茶髪を生かして結い上げたものが多かった。男子はダークスーツがほとんどで、羽織袴姿は数えるほど。式典が始まるまで会館前に集まった新成人は、旧友と話し込んだり、知り合いを探すのに夢中で、連年のように市の関係者から催促されながら会場に入ったが、いったん着席すると、気になる私語や携帯電話の着心音もなく、まさに“おとな”だった。
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テツandトモと携帯で抽選会
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第2部に入っても、大半がテツandトモを知っていたようで、帰ろうとした新成人も引き返す吸引力。対照的に会場の両脇にずらりと並んだ市議など来賓からは、ほとんど笑顔を見られなかった。
閉式後、新成人は再び生気を取り戻したように会場の外で写真撮影や友人とバカ笑いして懐かしい顔との再会を喜んでいた。また、池の柵に腰掛けて3人の男性が話こんでいたら突然、柵が壊れてその中の一人が池に落ち全身びしょぬれというハプニングも。それもこれも成人式のいい思い出になるだろう。
毎年、中国鄂州市の研修生を連れて成人式に訪れている、三条中国友好市民の会(ニーハオの会)の近藤たつ子代表は「今年の成人式は、すばらしかった。何年か前に研修生を連れてきたときは、新成人のみなさんの私語が多く『せっかくこんないい式をしてもらっているのに』と研修生が怒った一幕もありました。彼らに、女性の振袖はきょう一日借りてだいたい20万円くらいだと話したら、とても驚いていました。男性の羽織袴にとても興味があるようです」と感想を話してた。
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