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燕ふれあい文化祭は好天にも恵まれて大入り(2001.3.24)

写行会の展示会場

燕ふれあい文化祭実行委員会(石黒克裕実行委員長)では、24、25の2日間、燕文化センターで燕ふれあい文化祭を開いており、地元では珍しいジャンルが異なる団体の民間主導のグループ展に市民が続々と来場している。

文化祭で中心的な役割を果たす写真とビデオの「写行会」をはじめ、写真の「photo風音(かのん) 」、鎚起銅器の「ついきエール」、異業種交流会「火曜会」、そして「つばめ福寿園」など老人福祉施設などが参加。それぞれに一年の活動の成果を発表している。

昭和写真展。手前右から2人目は捧さん。

捧さんの作品『軍事教練』
(写真クリックで拡大表示)

目玉は「昭和写真展」。第2回林忠彦賞受賞の写真家、燕市中央通り4、捧武さん(68)をはじめ、その写真仲間の合わせて5人が昭和の初めに市内で撮影したモノクロ写真を展示しており、いわば燕市の昭和を写真で語る回顧展。

うち3人はすでに他界しており、初日24日は遺族はもちろん、県内でも一目置かれる燕市の写真界の足跡を見つめようと訪れる市民で、会場はごった返している。

燕ふれあい文化祭は、一昨年、写行会が捧武さんの写真集刊行の記念展と合わせて作品展を開いたのをきっかけに、さらに多くの文化団体を取り込み、昨年から開いている。昨年はいきなり2,385人もの来場があり、ことしは新たに「火曜会」が加わった。早くも来年は企画も規模も、ことしより大きく膨らませようと考えている。

同じ分野、あるいは行政主導のグループ展はよくあるが、ジャンルの異なる団体が、団体自身の手で開くことは珍しく、今後の動きから目が離せない。25日は午前10地から午後6時まで開く。入場無料。



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