4月の声は、もう間近。県央地域では花木が芽を膨らませているが、足下ではツクシが背比べを始め、競うように春を告げている。
3月初めは日中にようやく氷点下を脱出するような、真冬と変わらない厳寒が続いたが、3月を折り返すと日ごとにぐんぐん気温が上がり、気温が20度前後に達する日も。真冬から初夏へひとっ飛びしたような、劇的な陽気の変化だった。ここにきて再び気温が下がり、ようやく親しんだ3月の陽気になっている。
3月初めにまだ見られなかったツクシも、陽気に背中を押されて、一気に背丈を伸ばした。今ではいたるところで目にする。27日は寒の戻りで冷え込み、冷たい風に揺れる細く白っぽい茎がいかにも寒そうだった。
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三条市上須頃地内の信濃川左岸堤防のツクシ
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