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三条市で新規学校等卒業就職者激例会(2001.4.6)
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三条市・ハローワーク・三条商工会議所からなる三条市雇用対策協議会(三条商工会議所会頭・羽二生良夫同協議会会長)では、5日午後2時からハミングプラザVIP三条で平成13年度新規学校等卒業就職者激例会を行い、参加した11社45人が社会人としての自覚を新たにした。
式典で羽二会長は「みなさんは厳しい就職戦線を勝ち抜かれてきました。一日も早く戦力となるよう努力してほしい」、高橋一夫三条市長は「厳しい時代、そういう中で頑張れた人がその地域のリーダーになります。期待しています」とそれぞれ激励した。
三条公共職業安定所の鈴木雅美所長は、ことしも厳しい就職状況だった一方で1年以内に新規学卒者の退職率が24%と非常に高いことを示し、安易に退職しない粘り強さを求めた。
先輩として昨年、新規学卒者でシマト工業(株)に入社した竹田剛さんは「失敗を恐れず、周りの人に感謝しながら一日も早く立派な社会人になってほしい」とあいさつ。社会人一年生として(株)高儀に入社した目黒陽子さんは「毎日が緊張の連続です。私たちはまだ未熟で先輩方の期待に応えられませんが若さと行動力を生かし、会社に貢献できるよう日々、頑張っていきたいと思います」と決意を語った。
第2部は「人生に目標を 目標に向かって日々の挑戦!」をテーマに女優、松居一代さんの講演。「人生山あり谷あり。長い人生、悪いこともなければつまんない。経験を積んでいけば試練なんてどうってことないんですよ」と松居さんは、身振り手振りをまじえて生まれてから現在まで、松居さんが経験した数々の試練を熱っぽく語った。
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講師の松居一代さん
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「小さいときから芸能界に入りたくてたまらなかった。でも実際はそんな甘いものじゃなかった」。苦労して女優になり、デビュー以来、映画やテレビで活躍する裏側で、頭から足の先まで重度のアトピー性皮膚炎にかかった子どもが完治するまでの親子の苦しみ。さらには夫との別居、そして離婚のストレスから松居さん自身を襲った右顔面マヒ。数々の試練をどうやって乗り越えたか、時には声を震わせて熱く語った。
女優という華やかな職業からは想像もつかない試練とそれに真正面から立ち向かったと松居さん前向きな姿勢。これらをまとめた松居さんの著書は話題を呼んだが、講演でのリアルな体験談に新規学卒者は圧倒されて聞き入っていた。
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