7日、上越・高田で開花宣言が行われ、いよいよ本県でも花見シーズンの到来。翌8日、三条市ではことし最高の23.3度(三条地域消防本部調べ)まで気温が上がり、三条のサクラの名所のひとつ、法華宗総本山本成寺(鈴木日艸貫首)でもソメイヨシノがほころび始めた。
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本成寺宝物殿隣の参拝者駐車場で花開いたサクラ
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8日は終日、抜けるような青空が広がって1日の最高気温が25度を超える“夏日”に迫る、暖かいを通り越して暑いくらいの陽気となった。
本成寺では、境内の外側の池のほとりに立つサクラの巨木が見事で、鐘楼堂をバックに視界をふさぐほどピンクの花が埋め尽くす姿は圧巻だ。その巨木のつぼみはまだ膨らみ始めているところだが、参道などにある数十本のサクラは、まだ木が小さいこともあって開花が早く、もういつでも花を開く準備ができており、つぼみは目一杯に膨らんでいる。
その中で、宝物殿隣りの参拝者駐車場にあるサクラが開花“一番乗り”を果たした。遠目ではわからないが、近づいて見ると1本の木だけ、それも数個だけが8日、花開いていた。
つぼみは明らかなピンク色だが、開いた花はわずかにピンク色がかった白。一輪を見る限りでは満開の姿が想像できないくらい控えめにたたずんでいる。
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