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三条市立大崎中学校で交通安全・防犯教室(2001.4.26)
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三条署と同署大崎駐在所は、23、24、26日の3日間に分けて三条市立大崎中学校(渡辺厚志校長・生徒414人)で交通安全・防犯教室を開き、ダミー人形を使った交通事故実験などで生徒から交通事故について学んでもらった。
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ダミー人形を使った衝突実験
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学年別に午前中の2時間、開いた。講師はいずれも駐在所勤務前に交通機動隊で白バイ勤務している大崎駐在所の大石智昭巡査部長。ダミー人形を使った衝突実験や車両の死角、巻き込み防止実験、自転車事故防止、事件事故防止ポイント講話を行った。
2日目の24日は2年生136人が対象。衝突実験では、時速20kmで走る車が幼児大のダミー人形をはねると、“ドン”という鈍い音とともに人形がタイヤの下に巻き込まれる生々しい“現場”に、生徒は反射的に「キャー!」「怖い!」と声を上げ、タイヤの跡が黒く残った人形に「自分がひかれたみたいだった」とわが身に置き換えて恐怖を実感していた。
大石巡査部長は「ブレーキを踏めば助かるだろうと思った人も多いと思いますが、見てわかった通り、車は急に止まれません。いくらみなさんが注意しても、免許を持っていないドライバーがいるかもしれない、お酒を飲んで運転しているドライバーもいるかもしれない。これが現実です。みなさんはそんな中で生きていかなければならない。交通事故はあっちゃならないんだぞ」と話すと、生徒たちは、大きな声で「はい!」と答えた。
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パトカーに乗り込む生徒
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講話に聴き入る生徒
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パトカー見学で生徒は目を輝かせて2台のパトカーを取り囲み、運転席に乗り込むと「うわっ、すげぇ」「いっぱいさわっちゃおう」とはしゃいでいた。「おまわりさんって怖い印象があったけど、意外に優しかった」「テレビで見るおまわりさんと全然、違う」と大石巡査部長に話していた。
大崎中学校は大崎駐在所の管内にある。同中学校は原則として自転車通学がなく、ここ10年ほど、学校で交通安全指導を行っていなかったが、白バイ勤務のキャリアのある大石巡査部長が昨年9月に大崎駐在所勤務になったことから、交通事故の惨状を目の当たりにしている大石巡査部長の体験を中学生の交通事故防止に役立てられたら、中学生とのコミュニケーションが図れたらと教室を開いた。
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