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県央のサクラ写真館〜Vol.6「最終回」(2001.4.26)

4月10日からスタートした県央のサクラ写真館のシリーズは、それから2週間余りの今回で最終回。ソメイヨシノはすでに葉桜になっており、最後を飾るのは遅咲きのボタンザクラだ。

資料館のボタンザクラ
(画像クリックで拡大表示)

三条市歴史民俗産業資料館(羽賀吉昭館長)のボタンザクラが“とり”だ。同資料館の敷地の北側と東側にL字形に延びる植え込みに15本のサクラが並ぶ。連なるようにたがいに枝を広げ、そこにピンクと白の2色の花を重たいくらいにぶら下げ、今まさに満開。

青空が広がった26日は、木の下から見上げると、青空がほとんど見えない、ぎっしりと花を密集させていた。

ゴールデンウィークにあわせるように満開になることが多いが、ことしの開花は少々早め。生け垣のベニカナメモチはこの春、芽吹いた真っ赤な葉が茂り、ボタンザクラの枝の下には緑の芝生。絵に描いたようなコントラストは、まるで自然のアレンジメントフラワーだ。

ベニカナメモチとの鮮やかなコントラスト
(画像クリックで拡大表示)

昨年までは、同資料館周辺道路で「二・七の市」が開かれ、露天商や買い物客の目を楽しませたが、ことしから市が移転したため、注目度はダウン。それでも存在感を知らしめるように、これまでと変わらない帯のように広がる紅白の花を咲かせている。


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