28日午後、下田村で火事があり、別荘4棟が全焼した。午後3時40分ころ、下田村大平地内の通称「別荘地」付近で三条市西大崎3、会社員土田靖人さん(32)が枯れ草焼きをしていたところ、火が1棟の別荘に燃え移った。
|
別荘4棟が全焼した現場
|
消防車7台、約50人が出動し、4時50分に火は消えたが、別荘4棟、合わせて約105平方メートルが全焼した。
別荘地は山を切り崩して建てられており、出火当時、建物後方の斜面に向かって風が吹いていた。斜面に広がる草木は、ここ数日の好天で乾燥しており、火はその草木にも燃え移って広がった。
別荘地付近に水源がなく、消防車は数百メートルもホースを連結させてふもとの水源から取水するとともに、水を積んだタンク車で放水した。
消防職員や消防団員の顔は、すすで真っ黒に。炎が消えてからも白い煙が上がっているところに集中的に水をかけていた。
|
延々と延びるホース
|
田植えの準備や畑で外仕事に出ていた村民が多く、出火当時のけたたましいサイレンの音にびっくり。現場近くで畑仕事をしていた男性は「火が上がったときはびっくりしたて。みるみるうちに山の草に燃え移ったけねー」と、消火活動を目を丸くして見ていた。
|