三条市荒町地内で街路樹のアメリカハナミズキが満開。道路両側を白い花で飾っている。
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30日の三条市荒町地内のアメリカハナミズキの街路樹
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三条市の中心地からだと、国道289号線、通称“第2産業道路”を燕市方向に向かい、石上大橋への坂を上るところ、山田屋酒店交差点を左折した道路の両側にアメリカハナミズキの街路樹が並ぶ。荒町ポンプ場まで、長さは400mにも及び、道の両側のアメリカハナミズキは合わせて50数本にのぼる。
木はそれほど大きくないが、わずかに黄色を帯びた白い花をびっしりと咲かせている。裏通りなので交通量はあまり多くなく、たまたま通りかかった市民を思わぬ花の歓迎で驚かせる。
アメリカハナミズキは英名「Flowering dogwood」で、みずき科ミズキ属。アメリカ東海岸原産の落葉高木で、高さ5〜12m。1909年から数年にわたって当時、東京市長だった尾崎行雄が米国にサクラの苗木を贈った返礼に1915年、米国から東京市に贈られたのが日本のハナミズキの始まり。日米親善を象徴する木だ。
花に見えるのは、ミズバショウなどと同様“苞(ほう)”で、その中心にあるが本当の花だ。
ここのアメリカハナミズキは以前、日照り続きの猛暑の夏、枯れないように連日、消防のタンク車で水やりしたこともある。その翌年は花も見る影がなかったが、今ではすっかり元気を取り戻している。
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