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三条市教育委員会は13日、「蒲原のロマンをたずねて」をテーマに初めて弥彦方面へ向かう春の文化財めぐりを行い、弥彦村・弥彦神社(大森利憲宮司)とその末社をたっぷり見学した。 春と秋の年2回、文化財めぐりを行っており、年配の主婦や現役を退いた男性など30人が参加。平日にもかかわらず、申し込みは40人くらいあった。 市のマイクロバス2台に分乗して午前中は三条市内の万葉の歌碑や観測日食碑など市の文化財を見学。午後から弥彦へ向かい、弥彦神社と元禄7年(1694)建造の木造茅葺で国指定文化財の十柱神社をはじめとした摂末社を見学した。 弥彦神社では、案内役の三条市の郷土史研究家、荒木常能さんに代わって同神社の石動権禰宜が解説。本殿へ向かう参道に敷き詰められれた石畳に「大正5年に間瀬からボランティアによって運ばれたものです。非常に柔らかい石で、85年たった今も削れてはいますが、しっかりしています。階段の手前から御影石(みかげいし)に代わっていますので、歩けばその感触の違いがわかるはずです」と説明した。 参加者はこれまで何度も弥彦神社を訪れているはずだが、初めて知る石畳の“謎”に感心しきり。境内で記念写真を撮り、言われるまでもなく順番に賽銭(さいせん)を投げて手を合わせていた。 祈祷殿では巫女(みこ)から御神酒までいただいて、「きょうは、ばか、いかった(とても良かった)」と大満足。現在、行っている本殿の銅板葺き工事について石動権禰宜は「工事も大変ですが、お金も…」とPRも忘れなかった。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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