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燕三条ワシントンホテル主催「世界味めぐり」に招待されて来燕したドイツ大使館の財務担当ニコライ・プッチャー参事官が12日、高橋甚一燕市長を表敬訪問した。 定期的に行われている世界各国の料理を味わう「世界味めぐり」がこの日行われ、今回のテーマはドイツ料理。そこでドイツ大使館が招待され、プッチャー参事官が参加することになったもの。 プッチャー参事官は通訳の山名浩子さんとともに来燕し、真野一郎燕三条ワシントンホテル常務取締役と3人で午後4時半に市役所を訪れた。 プッチャー参事官は、あいさつもそこそこに燕の経済状況や土木、建築関係が燕の経済効果に占める割合、1990年以降の地価の動向などを矢継ぎ早に高橋市長に投げかけ、質問攻めに。 プッチャー参事官は、この地域が国内でも有数の地場産業の集積地であることを知っているかどうかはわからないが強い関心を示し、半ば儀礼的な来燕でありながら情報収集に積極的だった。 9日に柳沢伯夫金融担当大臣と会っており、「大臣は大手銀行の金融再建処理の次は中小の金融再建処理まで波及するだろうと言っていた。それによって燕市への影響はあるか」と質問。高橋市長は「燕の経済は非常に厳しい。燕には2千数百社の中小零細企業があるが、このままいくと倒産する企業も出てくるだろう。燕市は、バブルのときに急激に値上がりした土地は半分くらいに下がっている。ほかは20%から30%くらい落ちている」と厳しい現状を話した。 高橋市長は23年前、業界の視察でドイツのフランクフルトとハンブルクに行ったことを話すと、プッチャー参事官の厳しい表情がいっぺんにゆるみ、「私の出身はハンブルクです。気に入っていただけたらよかったのですが」と話した。 別れ際に高橋市長は燕で製造されたステーキナイフとフォークのセットをプッチャー参事官に、ユキツバキの絵柄の鎚起銅器のペンケースを山名さんにプレゼント。プッチャー参事官は「2年ほど米国に住んでいたとき、バーベキューをしたくてこういうナイフを探していた。大変うれしいです。どうもありがとう」と大喜びだった。 【関連リンク】 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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