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疫病退散、無病息災を祈願して千年前から続いている弥彦神社の弥彦燈籠(とうろう)まつりが25日午後7時から行われ、花を飾った大燈籠と仕掛け花火が華やかに弥彦の夜を飾った。 弥彦の燈籠まつりは、日本三大燈籠まつりの一つで、『弥彦神社燈篭おしと舞楽』として昭和53年に国指定の重要無形民俗文化財となっている。県内外から20台ほどの大燈籠と数百の小燈籠の供養を行う。 弥彦まつりは24日の前夜祭を含めて3日間行い、25日の燈籠神事をメーンにさまざまな協賛行事で弥彦の夏を盛り上げている。25日は、午後7時前から、浴衣を着た親子連れやカップルが仕掛け花火の観覧場所になっている弥彦公園に集まっていた。 また、旅館やホテルなどの名前が入った浴衣を着ている観光客の姿も多く、観光地という土地柄を表していた。 午後8時、華やかなスターマインの打ち上げで花火がスタート。仕掛け花火は協賛企業の名前を紹介しながら4部構成で行った。第2部が始まるころには、弥彦観光駅長の山本和子さんの先導で弥彦山頂から御神火をもらった松明を手に下山する松明大行進が行われ、地上の松明と夜空を彩る花火が一段と弥彦の夜を華やかにした。 メーンの燈籠巡行は、午後9時に弥彦神社を出発。木枠の台にぼんぼりや造花を飾り付けた大燈籠が約1kmに渡って巡行した。大燈籠が、人が一番集まる弥彦公園にさしかかると、見物客の間から拍手が起こり、担ぎ手も大燈籠を上下左右に力強く動かしながら練り歩いた。 この日は、ここ数日に比べると、風も涼しく過ごしやすい気温だったが、シャーベットの屋台や、通り沿いで生ビールを販売している店では行列ができていた。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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