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燕市ホームページ、市民生活密着型にリニューアル(2001.8.7)

燕市は1日、ホームページをリニューアルするとともに、iモードページを新設。“見る”ホームページから“使える”ホームページへ、市民サービスの向上を重視した全国的にも先進的なホームページに生まれ変わった。

リニューアルした燕市のホームページ

トップページから大きく変わった。これまでは本の表紙のようにイメージを表示していたが、リニューアルではコンテンツへのリンクをできる限り並べて表示し、一覧性を重視。同時にフリーウェアの全文検索システム導入し、ホームページ内をキーワード検索できるシステム導入した。

項目の整理にこなれていない部分もあるが、これまでのようにほしい情報になかなかたどり着けず、いらいらさせられることは大幅に減っている。

それ以外はこれまでのホームページの流用が多いが、「申請書ダウンロード」や「公共施設予約」は注目。「申請書ダウンロード」では、住民票の写しや税関係の証明、戸籍謄抄本など市民が利用する機会の多い申請書の様式をインターネット上では一般的な電子文書形式のPDFファイルでダウンロードできる。それを自宅で印刷し、記入すればあとは市役所窓口に提出するだけで、時間のない共働きの家庭にはありがたい。

さらに今年度内の稼働に向けて「燕市例規検索」を準備中。今年度からそれまでの冊子を電子化しているが、それを公開しようというもので、これも県内では先進的な試みだ。

「公共施設予約」は、勤労者体育センター、燕総合文化センター、学校のナイター施設など10数か所の予約状況を確認できるばかりか、オンラインで予約までできる。ただし、オンライ予約の利用は10日から。

ｉモードページのコンテンツは「休日当番医のご案内」「健康相談会」「福祉巡回バス時刻表」「燕市の避難施設」「総合施設案内」「公共施設予約」の6項目。ここでも公共施設の予約が可能。それ以外も市民生活に密着した内容にしぼっており、まさに市民のためのホームページといえる。

燕市は、平成12年4月に策定した燕市行政情報計画の地域インターネット導入促進事業の一環としてホームページをリニューアルし、ｉモードページを新設した。同事業は、市民と行政が情報を共有し情報を基に意見交換ができる市民参加型行政システムの確立のため、インターネットの持つ即効性や双方向性積極的に活用しようというもの。

市民ホールに設置した端末

学校へのパソコン導入や校内LANの構築、市役所と市内11小中学校の無線で高速な接続する「燕市民地域情報ネットワーク」などもその一環。ホームページのリニューアルでは、市情報管理室にウェブサーバとデータベースサーバを設置し、各課でホームページを作成、更新できるようにした。

また、7日には市役所市民ホール、総合文化センター、体育センター、県央地域地場産業振興センターの4か所に設置した情報端末を稼働。銀行のATMのように画面にふれるだけの簡単なタッチパネルシステムだ。

企画調整課広聴広報係の田村文明係長は「リニューアルにあたり、ことし2月から4か月かけて会議を開きながら内容を検討してきました。7月に各課の担当者が直接ホームページの更新ができるように研修しましたので、一層タイムリーな情報を提供できる予定です。タッチ式情報端末は難しいキーボード操作がないので幅広い年齢の方に使っていただけるようにと設置しました。これからも市民のみなさまの要望をお聞きしながら充実させていきます」と話している。

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