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県央地域の夏まつりの最後を飾る、しただふるさと祭り実行委員会(会長・佐藤寿一下田村長)主催第10回しただふるさとまつり〜雨生(まごい)の大蛇祭が25日午前9時に幕を開けた。 下田村吉ケ平の雨生ケ池に棲む大蛇が、雨や日照りを司ったといわれる伝説を元に3年前から雨生の大蛇祭りを開いている。 祭りは午前9時から下田村大橋下の五十嵐川川原特設会場で行い、メーンとなる雨生(まごい)の大蛇祭の行列は、八木神社から特設会場の荻堀までを練り歩いた。 午前10時から八木神社で大蛇祭の発進式と出発式は行い、参列者の清め払いと行列の安全祈願、大蛇に命を吹き込む神事のあと、太鼓やのぼり旗、稚児などに続いて佐藤村長はじめ実行委員の関係者や担ぎ手250人が神社を出発した。 大蛇は、俵状にしたワラ52個をつなぎ合わせたもので、全長は約80mにも及び、重さは約1.5トン。先端に大蛇の頭の彫刻を施した長さ3m、直径60cmのスギの木を取り付けてあり、この部分だけでも500kgにもなる。頭の部分は担ぎ棒をに載せ、みこしのように担いで進んだ。 行列の一番の難所は神社の鳥居を抜けるところ。重さと担ぎ棒の幅でバランスがとりにくい。日を遮るスギ林に囲まれ、ふだんはひっそりした境内は、先導役の「大丈夫らか!」「もっと右に寄って、そうそうその調子!」と指示する声が響いた。青や紫のはっぴにねじり鉢巻きの担ぎ手は、汗を光らせて大蛇を動かし、暑さと重さの二重苦をはねのけていた。 神社を出発した大蛇行列は1時間かけて森町小学校まで行き、休憩をはさんで荻堀に移動したあと、午後零時半に下田農協を出発し、ことしは大蛇の川くだりをやめて祭りの特設会場まで練り歩いた。 祭りはこのほか保育所遊技、模擬店、ウルトラセブンと遊ぼう、ダンスデモンストレーション、下田中学校吹奏楽部演奏会、ニジマスのつかみどり、カヌー教室、五十嵐小文治石投げ全国大会、ペットボトルロケット作り大会など盛りだくさんで、ラストは午後8時20分からの花火大会で締めくくる。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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