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三条市井戸場、渡辺果樹園(渡辺康弘さん経営)は、25日から10月8日まで園を開放し、ブドウのもぎ取りができる体験農園を行っており、一足早く秋の味覚をたん能できる。 巨峰、ロザリオビアンコ、ロザリオロッソの3種類のブドウを自分の手で収穫できる。入場料なしの量り売りで値段は100gにつき巨峰100円、ロザリオビアンコ140円、ロザリオロッソ150円。 この夏は猛暑と少雨がブドウの成熟に最適で、落果被害が心配された先の台風11号もかすったていどで影響なし。糖度も粒の大きさも申し分ない。 巨峰は、昨年から試験的に始め、ことしから力を入れた“種なし”巨峰が人気で、房の上につけたカバーにマジックで印が付けて区別している。 ほかにも、規格外の巨峰やロザリオビアンコを2割引で販売するアウトレットコーナーや土、日曜と祝日に限り、まだもぎ取られていない巨峰(1日20房限定)に印を付け、宝さがし感覚でブドウを探す“めっけもん!ブドウ”も用意し、1人1房200円で販売する。 初日25日は、朝から近隣の親子連れや夫婦が訪れ、入り口の受け付けで3種類のブドウを試食し、そこで好みのブドウを選ぶ。試食した人たちは口々に「あまーい。」「おいしいね!」「やっぱり巨峰がいいかな」と秋の味覚ににっこり。 渡辺さんからアドバイスを受け緊張して房にハサミを入れた小学生の男の子は「それでいいいよ。上手にできたね」の言葉にほっとしていた。“めっけもんブドウ”にひかれて訪れた夫婦は「種なしの巨峰もあるから、それを探したほうがいいね」とブドウ棚を見上げて話していた。 同園を経営する渡辺康弘さん(37)は「ことしはブドウのできがよく、特に上品な甘さのロザリオビアンコは、花の時に伸びてきた枝を摘む“摘心”で、化学肥料を使わず自然な形で実を大きくしたので、ぜひ、ご賞味ください」と、来園を呼びかけている。 ブドウ畑にはビニールの屋根がかけてあるので、天気に関係なくブドウ狩りができ、バーベキューの場所としても無料で開放しており、食材と調理道具を持参して手軽なアウトドアライフ気分を味わえる。なお、フリーでブドウ狩りができるのは土日祝日だけで、平日は事前予約が必要。問い合わせは予約は同園(0256-34-5470)へ。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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