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44人の死者を出した新宿・歌舞伎町の雑居ビル火災で総務省消防庁が全国の消防本部に雑居ビルの一斉点検の実施を通知したのに伴い、三条地域消防本部(長谷部枢消防長)でも、4日午後1時から三条市内にある雑居ビルの特別査察の実施を始めた。 対象は複数の飲食店や遊技場などが入店している2階以上の雑居ビル。同署の警防課職員が3人1組の3班編成で今週中を目標に市内37 棟の雑居ビルを点検する。また、国土交通省建築指導課も全国の雑居ビルの調査に乗り出すことを決め、一斉査察を全国の都道府県に通知。三条市では同市役所住宅建築課の職員も1班に1人ずつ署員と一緒に査察した。 点検の対象は、ビルの所有者や避難器具、消火器など防火管理面の26項目。ビル所有者と一緒に、避難経路の確保、非常灯の点灯、火災報知器の設置場所などをチェックした。あわせて昭和63年以降に増改築しているかなども確認した。 スナックやブティックなどのテナントが入っているビルでは、非常口の高さをメジャーで測ったり「排煙窓は開きますか?」「消火器の場所はどこですか」と細かく確認しながら点検を進めた。 ビルの所有者は、署員から指摘があった点や不足している器具などを聞きながらメモを取っていた。今回の査察で不備や不足があった店舗には後日、改善を求める文書を通知する。 【関連リンク】 歌舞伎町・雑居ビル火災で三条などでも特別査察を実施(2001.9.4) ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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