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新潟県長生蘭(チョウセイラン)同好会(捧正夫会長・会員22人)は、13、14の2日間、燕市・県央サティで秋の長生蘭展示会を開いており、会員が持ち寄った600鉢にものぼる長生蘭の展示と即売を行っている。 展示用と即売用がそれぞれ300鉢もある。長生蘭は山手に自生するラン科の多年草、セッコクを園芸用に品種改良した観賞植物で、古くはもっぱら“斑(ふ)”と呼ぶ葉の模様や“矢”と呼ぶ茎の色や形の変化を観賞した。 草丈は10cm前後と小さく、素人目にはどれも同じに見えてしまうが、愛好者が目を輝かせる逸品が目白押しだ。 筆頭は時価数十万円の「於多賀中斑(オタカナカフ)」。育ちが悪いうえに増やすのが難しく、県内では直に見られるのはこれが初めてというほどの希少品種だ。 そして「聖(ヒジリ)」。葉も矢も紅を引くのが特徴だ。まだ、登録品種ではないが、来年にも登録されれば「於多賀中斑」クラスの値がつくといわれている。 この2つは一段と小さく、数cmの高さしかないが、マニアならのどから手が出るほど欲しくなる。 また、5日に名古屋で開かれた長生蘭の全国大会で、20品種のそれぞれ最高賞に輝いた20点のうち、5点を展示。それらは会員が応募したわけで、全国でもトップレベルの展示であることは言うまでもない。 展示を見て長生蘭に興味を持った人には即売品がある。千円足らずからあり、難しいとされる長生蘭の栽培だが、その場で会員が地元にあった育て方の肝を教えてくれる。 14日は午前10時から午後6時まで、入場無料。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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