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三条市五明、パール金属株式会社(高波久雄社長)は、16日正午から県央地域地場産業振興センターで、創立35周年記念式典と10月から稼動した栄町の第3スーパーハブ流通ステーションの竣工記念式典を行った。 式典で高波社長は「ことし3月16日、地鎮祭を行い着工した第3スーパーハブ流通ステーションが無事に稼動しました。4年前に第1、第2のスーパーハブ流通ステーションが完成し流通が整ったように思えましたが、十分なサービスが行き届きませんでした。21世紀は物流の時代と思い第3スーパーハブ流通ステーションを決意しました。情報のグローバル化で流通社会は歴史的な変革を迎えようとしています。当社も世界進出に向けて世界のメーカーとし烈な戦いをしていかなければなりません」とあいさつした。 来賓の祝辞では市長当選前まで、パール金属と同じ金物卸商、(株)高儀の会長を務めていた高橋一夫三条市長は「三条には324の問屋があり、35年の間に500億円に届くのはパール金属さんお一人です。総合金物卸メーカーの大飛躍、躍進は社長の決断力と実行力にあると思います」と偉業をたたえた。 小林弘右栄町長は「この流通ステーションを栄町に建設していただき、地域として大変うれしく思います。地域の住民を自分のことのように喜んでいます。」、羽二生良夫三条商工会議所会頭は「スーパーハブは1万パレットの立体倉庫。さらなる発展が約束されました。バイ三条の精神で地元に発注、受注の精神、心から厚くお礼申し上げます」とそれぞれ祝辞を述べたあいさつした。 得意先代表で(株)コメリの捧賢一社長は「昨今の流通関係、経済は非常に厳しいものがあります。パールさんのようにこれから先に希望を持たせ発展していく企業は非常にすばらしい。第3スーパーハブ流通ステーションの隣には第4スーパーハブ流通ステーションの敷地があり、世界の企業として発展していくことでしょう」とエールを送った。 建設関係者に感謝状と記念品を贈って鏡割り。それぞれ「創造」「誠実」「協調」「躍進」「信頼」と書いた札を立てた5つの酒樽をいっせいに割り、宮原松雄三条商工会議所副会頭の音頭で乾杯した。 同社は昭和42年の創立、47年に三条市五明に新社屋が完成し、東京と大坂に営業所を開設後、名古屋、福岡、仙台、札幌、新潟と営業所を展開。54年に第1、59年に第2と流通ステーションを建設した。 平成4年の創立25周年には同社単体で年商200億円を突破。平成9年の創立30周年にはスーパーハブ流通ステーションを完成させるとともに、年商は300億円に到達した。 10月に完成した第3流通スーパーハブ流通ステーションは、5階建てで延べ床面積1万坪。奥に1万パレットの自動倉庫があり総工費25億円。稼動中の第1、第2とあわせると延べ床面積6万坪の業界最大の流通ステーションになる。資本合計150億円、自己資本比率55%、パール金属グループの国内売上合計は494億円。 【関連リンク】 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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