三条市荒町地内のハナミズキの並木が、真っ赤な果実をつけている。

真っ赤な果実をつける三条市荒町地内のハナミズキ

三条市の中心地からだと、国道289号線、通称“第2産業道路”を燕市方向に向かい、石上大橋への坂を上るところ、山田屋酒店交差点を左折した道路の両側、約400mにわたって50数本のハナミズキが並ぶ。

春には、まぶしいくらいに白い花を咲かせて市民の目を楽しませてくれるが、今は秋。ダイズより一回り大きいくらいの赤い果実を一か所に数個、かたまってつけている。すでに落ちた果実も多く、目線よりかなり上に実をつけるので、気がつく人もあまりいないだろう。

ハナミズキは落葉高木。紅葉しているとはいえ、赤茶けていてお世辞にもきれいとは言いがたい。同時に落葉が進み、通りに面した家は、しばらくは落ち葉拾いに忙しく、木々の冬支度に秋の深まりを感じていることだろう。