|
三条市旭町2、三条信用金庫(杉野良介理事長)は、19日午後6時半から三条市中央公民館でチャリティクラシックコンサート「松岡みやびハープコンサート」を開き、ハープを主演にフルートとバイオリンの共演をたん能した。 地域の文化振興の一環として毎年開いているコンサートで、チケット代金は市の社会福祉に寄付している。ことしもチケットは完売、会場の500席はぎっしり埋まった。 ハープの松岡さんは、学習院高等科在学中に最年少の16歳で日本ハープコンクールに優勝し、1992年には日本国際ハープコンクール最優秀賞及び審査員特別賞を受賞している。 松岡さんは皮切りにベルギー出身の男性ハーピスト、ゴドフロアの「空気の精のおどり」を演奏すると立ち上がって「三条でのコンサートは初めてで、きょう演奏できることはとてもうれしく思っております。きょうはクラシックと赤とんぼ中国地方の子守唄も演奏いたします」とあいさつした。 ほかにもバッハのハープ・ソナタやショパンのノクターン、日本のうたメドレー、黛俊郎がお琴の曲「六段」をもとにハープのために作曲した「ROKUDAN−六段-」を演奏して第2部へ。 今度は京響、N響のコンサートマスターを永年務めて今は東京芸術大学などで教べんをとるバイオリン奏者、田中千香士さんと、N響主席奏者で東京芸術大学、武蔵野芸術大学の講師のフルート奏者の神田寛明さんが共演、トリオで演奏した。 おなじみの「アヴェ・マリア」や「ツィゴネルワイゼン」、フランスの作曲家サン=サーンスが作曲したヴァイオリンとハープのためのファンタジーと続けた。 松岡さんは、目の覚めるようなピンクのトップにパステルカラーの花柄のボトムのドレス。金で装飾されたハープは、曲線を描く上部の腕木の造形も美しく、看板も花もないシンプルなステージが逆に衣装とハープを引き立てた。 イスに腰掛けた松岡さんが、ハープを抱きしめるようにして弦をはじくと「鈴を転がしたような」という表現がぴったりのソフトな音色が会場を満たした。 ハープの音色はBGMやCMでも日常的に耳にしている反面、生音に接する機会はめったにない。息をするのもはばかられるほど静まりかえった会場で、来場した人たちはその繊細な音色に神経を集中していた。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
スポンサードリンク
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||