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燕市消防本部が導入の水槽付き小型ポンプ車を披露(2001.10.26)

燕市消防本部(小野塚栄治郎消防長)は、25日午後1時から燕市役所駐車場で、このほど導入した新型の水槽付消防ポンプ車を披露した。

燕市消防本部が導入の水槽付き小型ポンプ車を披露

燕市が導入した水槽付き小型ポンプ車

新しいポンプ車は消防専用四輪駆動低床式でディーゼル車をベースにポンプ車の装備を施した。水槽に2,000リットルの水を積載でき、側面と後部の格納庫にはアルミ製のシャッターを採用。冬期間の凍結防止や資器材等の保護と汚損防止に優れる、いわば雪国仕様だ。

燕市消防本部が導入の水槽付き小型ポンプ車、操作パネルや装備

操作パネルや装備

水槽を備えるので水利の確保を必要とせず、火災現場の近くですぐに放水でき、初期消火に威力を発揮する。通常は高速道路に近い燕市三王渕の出張所に待機させ、高速道路上の火災や斜面の火災などに出動する。

高速道路に上がらず側道を走り、高圧で霧状の放水や泡消火が可能なPTO式高圧送水装置で、細いノズルが1本100メートルほど延びる。とくに車両火災に威力を発揮し、消火や水損防止を最小限に食い止める。

1人ではしごを操作できる

また、従来のはしごは職員2、3人で操作しているが、新型車両は三連のバランスダンバー式はしごで昇降装置上から片手で操作することができる。価格は30,975,000円。

また、側面のアルミ製シャッターに「TSUBAME FIRE DEPARTMENT」「CALL 119」の文字や市名にちなんだ空を飛ぶツバメのイラストをペインティングした。同本部職員がデザインしたもので、県内でも珍しいという。新型ポンプ車は、職員の走行訓練や装備の確認を行って11月初旬から実務に投入する。



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