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10月13日から行われた第56回国民体育大会「新世紀・みやぎ国体」のボクシング・ライトウェルター級少年の部で優勝した三条市西本成寺1、巻農業高校3年斉藤佑弥さんは30日、三条市役所を訪れ、高橋一夫三条市長に優勝の報告を行った。 斉藤さんは学生服を着て同校ボクシング部の藤木弘胤コーチとともに優勝の証の賞状を持って訪れた。 国体では国内のブロックごとの代表19人が試合し、1ラウンド2分で1分間のインターバルをおいて3ラウンド行う。斉藤さんは勝ち続けて一日1試合を4日間行った。 8月に熊本県で行われたインターハイでも優勝しており、今回の国体優勝でアマチュアランキング1位の快挙となった。 ことし4月にも全国選抜大会で3位入賞を果たして高橋市長に報告に訪れている。そのとき高橋市長に「今度おじゃまするときは、もっと上を目指します」と誓っており、その後のインターハイ、国体優勝と、まさに有言実行だ。 斉藤さんは少し照れて高橋市長に賞状を披露。高橋市長は「この前会ったときより、顔に精悍(せいかん)さが増してきた」と、破竹の勢いの躍進に、まるで自身の子どもを見るように目を細めた。 斉藤さんは「最初にグローブを合わせるときに相手が目をそらすので、国体では負ける気がしませんでした。選抜のときは緊張していて勝てると思っていた試合で負けました。その悔しさがあったから勝てたんだと思います。2冠制覇は今まで練習したことが実ったのでよかったです」と喜びを語った。 現在、身長は173cm、体重66kgだが、ライトウェルター級は63kgまで減量しなければならない。試合前はバナナなどすぐエネルギーになるものを食べるが、好きな食べ物は肉。「プロの減量と違って健康を考えて減量します。国体では勝ち続けたので牛タンが食べられなかったことが残念です」と苦笑いした。 来春、高校を卒業し、今度は大学進学を目指す。「夢はオリンピックに出てみたい。プロにも興味があり大学に入ってから決めていこうと思います」と斉藤さんの夢は実績の裏付け得て膨らむばかりだ。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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