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さまざまな手づくりの小物を制作する加茂市内の主婦15人をメンバーとする「ハートメイドクラブ」(桜井美奈子代表・15会員)は12月2日午前10時から加茂穀町商店街の空き店鋪で、1日だけのクリスマスショップ「ハートメイドな小物たち・The 5th コレクション」を開く。 平成11年から春と秋の年2回、それぞれ1日限りで開店。販売する小物は、パッチワーク、ドライフラワー、ビーズアクセサリー、マスコット、人形、桐小物、ステンドグラスアクセサリー、子ども服など。手づくりとはいえ、玄人はだしのクオリティの高い作品がそろう。 下は100円前後からあり、小銭を握りしめて来店する子どももがっかりさせない。かえって安過ぎて心配になるくらいだ。幼稚園のお母さんなど、メンバーの知り合いが子ども連れでの来店が多く、オープンと同時に身動きができなくなるほどのにぎわいになるのは、いつものこと。店内では、展示販売のほかにケーキやコーヒーのサービスも行い、アットホームな空間になる。 ビーズアクセサリーを手掛ける代表の桜井美奈子さん=加茂市八幡=は「みんな自分で手づくりしたものを人にあげたり、フリーマーケットで販売したりしてました。もうけようというのではありませんが、どの作品にも愛着があるのにフリーマーケットだと値切られるのが辛いんです。それで、年に2回、会員の作品を一堂に集めて販売することにました」と、きっかけを話す。 メンバーの負担は、会場費の1,000円とコーヒー代、それに労力。PRはポスターやチラシを手づくりし、近所や自家用車にポスターを張り、幼稚園でチラシを配る。 それぞれ家庭では妻、母、嫁とさまざまな役割があり、家事や育児に追われる毎日。「でも、ショップでは、制作の時間も含めて子どもや家事の手を離れた“桜井美奈子”でいることができます」と目を輝かせる桜井さん。ショップは主婦業の励みに、カンフル剤になる。 「メンバーのほとんどが趣味を通じておとなになってから出会ったので、とても波長が合い、心のよりどころです」と、しがらみがなく、似通った環境から生まれるコミュニケーションがメンバーをつなぐ。 開店日が近づくとついつい制作にのめり込んでしまうが、できる限り主婦業が犠牲にならないよう努める。会場設営は当日のオープン前に行い、後かたづけもその日のうちに行って“夢”は1日で終わり、“夢”の記憶と、次の“夢”への期待を土産にそれぞれの日常へ戻る。 「1日だけのクリスマスショップですが、いろいろな作品があるのでぜひ来店してください。お子さま連れ大歓迎です」と桜井さんは呼びかけている。ショップは、加茂穀町商店街のインフォメーションセンターの前で、青海神社の鳥居のそば。午後4時まで。問い合わせは、桜井さん(0256-53-0900)へ。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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