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三条市は、30日午前8時半から市役所で教育長の退任辞令交付式を行い、平成6年から10年5か月にわたって三条市の教育のトップを務めた永塚光雄教育長の退任辞令を交付した。 高橋一夫三条市長が「三条市の教育のため、長い間ありがとうございました」と礼を述べ、退任の辞令と花束を渡すと、永塚教育長はいつもと変わらない笑顔で受け取った。 その後、永塚教育長は最後の部課長会議に出席。その席で「この10年を振り返って“おまえは何をやってきたのか”と思いますと、それは皆さま方や市民が評価すること。“進みしときに名を求めず退きしときに責めを逃れず”という中国の言葉がありますが、教育委員会のことが進んだとしたら、それは皆さまのお力があったから。マイナス面があったなら私の責めでございます。いずれにしてもきょうまで務めあげてこられたのも大勢の方々のおかげでございます。皆さま方には心より感謝申し上げます」とあいさつ。 話の内容以外はいつも変わらず淡々とした表情で話す永塚教育長。出席した部課長らは、拍手で長年の労をねぎらった。 部課長会議のあと、永塚教育長は市役所内をあいさつ回りし、教育委員会に戻ったあと、午前10時半に退庁した。 永塚教育長は平成3年3月31日、第三中学校の校長を退職した後、同6月18日に教育長に就任。平成10年から行われている大規模な学校の修繕工事など、就任以来、教育に力を入れている市長と二人三脚で教育現場の向上を目指した。 なお、新任の教育長の推薦を受けている松永悦男市体育協会会長は、12月6日の議会で任命の議案が承認されると教育委員の辞令交付を受け、同日付けで教育委員会の臨時会で承認されると教育長に選任される。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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