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三条市本成寺公民館が1、2日と第13回洋画教室展(2001.12.1)

三条市本成寺公民館の洋画教室(須山哲彦講師・10会員)は、1、2の2日間、三条市中央公民館で第13回洋画教室展を開いており、1年の勉強の成果を発表している。

須山さんの大作が全体を引き締める会場

須山さんの大作が全体を引き締める会場

同公民館洋画教室は毎年、展覧会を開いて会員が1年間、描きためた作品の中から気に入った数点を選りすぐって展示している。ことしの26点を展示。そのうち9点は夏休みの絵画教室に通った小学校2年生から4年生の水彩画の作品だ。

静物画が2点のほかは山や海などの風景画。ことしは10月末に白馬三山へスケッチ旅行に出掛けたので、紅葉が染まる白馬三山を描いた作品が多い。ほかにも、下田村、大谷ダム、魚野川など、繊細に描かれた初秋の景色が会場を明るくしている。

圧巻は、会場入って奥に展示した講師の須山さんの200号の大作『雪の越後平野』。横長のカンバスに雪の積もった田んぼと、はざ木の向こうに雄大な弥彦山を描き、そのスケール感に圧倒される。

須山さんは「100号の枠を2枚くっつけて、巻きカンバスを貼り付けました。額も私の手製です。額作りと絵を描くのに1か月かかりました」と制作について話す。

小学生の作品は、夏休みに三条市長嶺、如法寺の境内を描いた。須山さんは「油絵と違って水彩画は重ね塗りができないので注意することはありましたが、子どもたちの天真爛漫(てんしんらんまん)でのびのびとした気持ちを出すように、あまり細かい指導はせずに自由に描かせました」と作品を前に目を細めて説明した。

2日は午前9時から午後5時まで、入場無料。



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