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子どもが初めてはいた靴にメッキを施す「ファーストシューズ」を製造する燕市小池、(株)高秋化学(高橋正行社長)は、皇太子御夫妻の内親王誕生を記念して、16日までにファーストシューズを注文した人に特製シルバースプーンをプレゼントしている。 欧米では子どもが初めてはいた記念の靴にメッキを施し大切に残す習慣がある。ヨーロッパでは“銀のさじをくわえてきた赤ちゃんは幸せになれる”という言い伝えがあり、誕生にあわせて銀のスプーンを買う習慣があり、これをファーストスプーンと呼ぶ。 このファーストシューズを手掛ける同社では、内親王誕生を記念して、生誕から1週間限定で注文した人に、スプーンのトップに子どもの靴をあしらった同社特製のシルバースプーン(5,000円相当)をプレゼント。その後、名前と呼び名が決まったことから、さらに1週間延期して16日までプレゼントを行っている。 同社は金、銀、ロジウムなどの貴金属メッキやクロムメッキを行っている会社で、昭和6年の創業以来、高級ホテル、レストランの銀食器などの銀メッキを中心に営業している。最近では精密部品のメッキも手がけ、H2大型ロケットの部品や航空機部品にもメッキを施しており、その技術をファーストシューズにも生かしている。 ファーストシューズは、ゴールド・ミラー仕上げ、ブロンズ・アンティーク仕上げ、シルバー・ミラー仕上げ、シルバー・アンティーク仕上げの4種類。価格はサイズ14cmまで一足(左右両方)1万円。それ以上のサイズも受け付ける。 歩き初めのころは転んだりつまづいたりすることも多く、靴の先やかかとの部分が傷付いたりするメッキを施した後でも素材の質感やはいていた感じはそのまま。半永久的に残り、インテリアとして飾られるほか「結婚のときに持たせたいから」と女の子の靴を注文した人もいるという。 高橋社長は「日本ではまだまだ一般的ではありませんが、初めてはいた靴をメッキを施したことで残しておけるので、写真やビデオ同様に定着していくのではないでしょうか。最近では、お子さんのご両親というより、おじいちゃん、おばあちゃんからの注文が多いですね」と話している。 注文は同社(電話0256-62-2623、FAX0256-63-7173)へ。同社のホームページからもオンラインで注文できる。 【関連リンク】 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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