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三条、燕、両高橋市長が職員を前に年末のあいさつ(2001.12.28)

官庁御用納めの28日、県央地域の市町村では首長が年末のあいさつを行った。県央の核となる三条市の高橋一夫市長は午前10時から、燕市の高橋甚一市長は午後3時から、それぞれ市役所で職員を前にあいさつした。

高橋三条市長は、数日前から腰痛のため公務を休むことが多かったが、一年の締めくくりには予定通り出席した。両高橋市長とも米国の同時多発テロ事件をはじめとした国内外の事件、そして不況の1年だったことを振り返った。そのうえで、高橋三条市長「来年の今ごろは法定合併に移ります、とごあいさつができたらと思う」と合併への意欲を示す一方、内部的には来年の職員異動が小規模になることを明らかにした。

高橋燕市長は、暗いなかにも燕市では県央大橋の開通に1万人が訪れ、クリーン作戦には3,000人が参加したなど明るいニュースをとりあげた。不況にあえぐ民間を引き合いに「厳しさを実感し、真剣に考えて市民の声は大きな声だと自覚していただきたい」と職員に強く求めた。両市長のあいさつは次の通り。


■高橋一夫三条市長

年末のあいさつをする高橋一夫三条市長

年末のあいさつをする高橋一夫三条市長

米国で起こった同時多発テロ、炭疽菌などのニュースが飛び交い、大木であるほど、国民、世界の人との信頼関係がきちんとしていなければならないことを実感した。日本では狂牛病が起こった。

サリドマイド、ヤコブ病、薬害エイズなどの数々の事件が教訓にならなかった。国のトップの決断の遅さが経済の混乱に陥れた。

3年前、民間の経営を行政にと立候補した。その後、県競馬の廃止の問題が起き、もっと早く廃止を強行するように発言するべきだった。そうすれば三条市の負担も1億か2億か減ったと思う。

ことし1月につまずいてしまった合併の問題も1月8日には準備会の調印が終わる。来年の今ごろは法定合併に移ります、とごあいさつができたらと思うし、できなければ発展が遅くなる。

パルムの問題は、経済部の努力でパワーズさんが開店し、にぎわっている。2階も来年2月には店が入るので4階、5階も入るように努力していく。しかし1月には長崎屋さんが閉店する。中心市街地の問題も解決しなければならない。

減反の問題も三条市にとって農業をどうするか考えていく。ほかにも一般競争入札の導入、保育所の利便性、地域イントラネット、福祉、教育などにも積極的に取り組んでいきたい。

教育では来年から週5日制になる。いろいろな問題を先送りせず、できるものから処理していかなければならないので忙しい年になりそうだ。

ことし35人の職員が退職したが、募集したのは情報課の1名だけ。忙しいが人間は少なくなる。新津市はここ5年の間、募集していないと聞いた。三条も十分できると思う。

市長になってから職員の異動はあまりよくないと言ってきた。来年も多くしないと考えている。ことしは皆さんに宿題は出さないが、そういう気持ちで取り組んでいただきたい。

休み中、かぜを引かず、ギックリ腰を起こさないように、新年は希望に満ちた明るい笑顔で再会できることを願っています。

【関連リンク】

三条市のホームページ


■高橋甚一燕市長

年末のあいさつをする高橋甚一燕市長

年末のあいさつをする高橋甚一燕市長

ことしの初め、平和な21世紀を望んだが現実は暗いニュースが多かった。小泉内閣の聖域なき構造改革は国民が投票したわけではないが、それぞれの候補者が国中を行脚し、だいぶ国をわかせて今でも非常に高い支持率を得ている。

景気はというと一昨年も昨年も私は“困った”と言っていた。今は鍋底景気ではない。上がる様子が見えてこない。11月の完全失業率は5.5%。370万人の人が失業しているし、1,000万円以上の債務倒産業者は1,800社にも上る。

狂牛病の問題は食生活、商売、景気に打撃を与え、底冷えしている。米国における同時多発テロ、アフガン戦争など、予想しないことが起きた。イスラエル、パレスチナの問題、パキスタンとインドの戦争、国内では奄美大島の不信船の発砲事件と暗いニュースばかり。

清水寺の森貫首がことし1年を「戦」という文字で締めくくった。国内外においてまさに戦いの年だった。しかし、よい話がなかったわけではなかった。

例えば、県央大橋の開通には約1 万人が訪れた。燕の市民を取り込んでのクリーン作戦は市の職員と市内外の人の協力で3千人が参加した。来年は春秋の2回と考えている。

11月24日から28日まで4泊5日で中国の6つの企業を視察した。今まで新聞、テレビ、雑誌、市内の業者の話は聞いていたが、実際に見てきて予想以上に活動的で生き生きしていた。中国は日本の16分の1か20分の1の給料。燕の競合する業種は非常に心配している。

もちろん燕がつぶれるわけではない。県が中小企業集積地の振興を図るアクションプランを提示した。これからモノづくりのノウハウやチタン、マグネシウムなどの素材を生かし、付加価値の付いた商品づくりをしていかなければならない。

まだまだ厳しい中、公務員に対しての風当たりも強く、市民の目も厳しいものになっている。国家公務員の給料を下げることは難しいと言われているが、小泉首相は検討しろと言っている。このままでは公共事業、補助金も難しい。皆さん一人ひとりが意識改革をはからなければならない。

ほかの場所で働いたことがない人がほとんどだと思うが、厳しさを実感し、真剣に考えて市民の声は大きな声だと自覚していただきたい。我々は市民の対して何ができるか、何をしなければならないか、このことを休み期間中の宿題にする。一人ひとりじっくりと考えていただきたい。

来年のことをいうと鬼に笑われそうだが、来年は年末のあいさつはしないで、再来年の新年のあいさつだけにしようと考えてます。来年、またよろしくお願いいたします。

【関連リンク】

燕市のホームページ



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