三条署は11日、昨年7月30日に三条市内で市内金融機関職員が襲われ現金約6万円を奪われた強盗致傷事件で住所不定の無職坂本仁容疑者（39）、新潟市在住の無職田村富雄容疑者（52）、ブラジル国籍で愛知県在住の無職少年A（19）の3人を逮捕した。

3人は、ほか1人とともに昨年7月30日午前9時15分ころ、三条市北新保1、(株)宮原新聞店舗前で外回りの三条信用金庫四日町支店職員（当時26）の顔にスプレーのようなものを吹きかけ、現金約6万円などが入った集金かばんを奪って逃走中だった。

犯行グループは4人と見られ、もう1人は捜査中。また、被害者の信用金庫職員は1人に襲われたが、だれが襲ったのか、また、犯行に至る経緯なども捜査中。

容疑者は3人とも逮捕歴があり、坂本容疑者は昨年12月に千葉県警で窃盗、その後覚せい剤取締法違反で再逮捕され、現在は千葉県東金署に拘留中。田村容疑者は昨年10月に恐喝で三条署で逮捕され、新潟東警察署で起訴拘留中。少年Aは愛知県警に窃盗で逮捕、その後窃盗で再逮捕され、現在は津鑑別所で監護措置中。

三条信用金庫では、逮捕の知らせに「非常にうれいしことです」。集金かばんは、事件当日に発見され、中身は現金6万円以外すべて戻った。被害に遭った職員も軽いけがですんでいる。

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