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田上町原ヶ崎新田、桐タンスメーカー(有)茂野タンス店(茂野克司社長)は、昨年12月1日に皇太子ご夫妻の長女、敬宮(としのみや)愛子さまのご誕生に伴う儀式に用いられた桐箱を宮内庁に納入した。 昨年7月に東宮御所で行われた妊娠5か月目に安産を祈願する内着帯式で、内着帯を納める桐箱を大手百貨店を通じて納入。さらにご出産から7日目に行われた命名の儀で使われた桐箱など計14個を納入した。 桐タンスのなどの製造に携わって46年のベテラン、同社の椿春雄さん(60)が、すべての桐箱を製作した。14個はそれぞれ用途が異なり、深さや奥行きもまちまち。いずれもかぶせ蓋をするもので、飾りなどがないシンプルな形で桐のまさ目がそろったものを選りすぐった。 「とにかく、材料を吟味してまさ目が合ったものを選んで使わなければならなかったので、いい材料を探すのに時間がかかりました」と、椿さん。材料がそろった段階で、宮内庁から送られてきた仕様にしたがって製作を進めた。 「長年、桐を扱ってきましたが、このように歴史的な行事に使われた桐箱を製造したのは初めてのこと。うれしい気持ちでいっぱいです」と、皇室の大きな節目のひとつに自身の腕が役立ったことを喜び、誇りとしている。 同社は昨春、宮内庁が保管する文書を収納する桐の本箱9個を納入した実績もある。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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