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三条市を代表する洋画のグループのひとつ、白陽会(武石保文会長・29会員)は、27日まで三条市中央公民館で新春白陽会小品展を開き、27人の会員が制作した45点を展示して1年の勉強の成果を発表している。 会員それぞれに30号以上1点と10号以上1点の出品を呼びかけ、展示している。5月の日帰りスケッチや10月の1泊2日のスケッチ旅行で取材、仕上げた作品をはじめ、人物のデッサンのコスチュームデザイン、さらに会員がこだわるモチーフなど、さまざまな作品が並ぶ。 油彩がほとんどだが、水彩の淡い色彩で風景を表現した作品もあり、地元の風景を地元の目線で描いている。 会場奥に展示する武石会長の作品は「谷川岳」と「漁港」の2点。雪に覆われた真っ白な谷川岳とふもとの新緑を鮮やかな緑で表現している。水彩画の高井茂さんは「弥彦山と嵐川橋」と「粟ケ岳と常盤橋」を秋の風景と一緒に淡いタッチで描いた。 会場に訪れた古参会員の山田昌三さんは、「会員のほとんどが絵を描くことをライフスタイルにしており、こだわったテーマを持っています。わたしは白陽会に入って40数年になりますが、油絵は描き直すことができるので終わりがない。年月がたって手を加えることもあります。そうやってどんどんいい作品になっていきます」と、油絵のとりこだ。 昭和9年に創設した白陽会は、三条市で最も古い洋画のグループ。新春小品展のほか秋の白陽会展を毎年恒例にしている。26日は午前9時から午後6時まで、最終日の27日は午前9時から午後4時まで。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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