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長岡造形大学(豊口協学長)は、3日まで三条・燕地域リサーチコアで同大学学生による卒業・修了研究選抜展を開いており、1月下旬に学内で開いた造形学部と大学院造形研究科の卒業・修了展で展示した作品から選抜した63点を会場を移して展示している。 長岡造形大学は、平成6年に世界でも初めてデザインの専門大学として開校。造形学部とその上の修士課程、大学院造形研究科を開設する。 造形学部は産業デザイン学科と環境デザイン学科があり、大学院造形研究科では造形理論に基づいた環境文化財学、工業デザイン、工芸デザイン、視覚デザイン、空間計画学、建築学の分野がある。 産業デザイン学科の工業デザインコースは、一見してそれとわからない有機的なデザインの“幼児に集中力を持たせる椅子「Fizz」”や、幻想的に灯る“キャンドルの要素を持った照明器具「CANDLIZE」”など、デザインと機能をバランスした実用性を作品を展示する。 視覚デザインコースでは、55人の友人の顔を大胆に描いた“顔×55〜友人のためのポートレート”、コンピュータを使って制作したポスター“SAVE THE EARTH”など、そのまま商品化できそうなものばかりだ。 環境デサイン学科の空間デザインコースや環境保存コースは、法隆寺金剛堂の建築構造を理解して断面模型にした“法隆寺金剛堂断面模型”や、“キリシタン弾圧の痕跡を残す民家〜島原の町家の変遷〜”、“小千谷・水系都市計画”などまちづくりを研究したものなどを展示している。 長岡造形大学の第一期生でもある三条・燕リサーチコアの産業支援部デザイン振興課の中山一成さんは「長岡造形大学の卒業生は、県内外の企業の商品企画や個人のデザイン事務所、さらにフリーと、幅広い分野で活躍しています。リサーチコアで展示会を開くのは、地域に根付いた学校でありたいからと聞いています。多くの人から学生さんたちの力作をご覧いただきたいと思います」と来場を呼びかけている。 ■関連リンク ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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