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三条市歴史民俗産業資料館(羽賀吉昭館長)では、ことしから本格的に発売した所蔵作品の絵はがきとしおりが売れ行き好調。1か月で合わせて1,200枚以上も売れ、職員が製作に追われるうれしい誤算だ。 ことし1月8日にミュージアムショップをオープンして販売。といっても、事務所前にガラスケースを置き、職員が飾り付けしただけの“なんちゃって”風だ。 絵はがき、しおりとも同資料館が収蔵する日本画をパソコンで印刷したもので、しおりはラミネート加工も施す。絵はがきは40種、しおりは30種あり、百円ショップにならったわけではないが、いずれもよりどり3枚でほぼ材料原価の100円。それぞれ全種セットも販売している。 オープンから1か月、販売数の内訳は集計していないが、絵はがきとしおりの売れ行きは半々で、売り上げはざっと4万円。1,200枚以上も売れた計算で、1日平均で40枚にもなる。 いくら売れても1円も同資料館の収入にならないが、目的は同資料館や三条市の文化、歴史のため。とはいえ、製作は職員の“腕”ひとつにかかっており、当初は片手間にと考えていたが、思わぬ忙しさに職員はうれしい悲鳴だ。 人気種は、三条文人の村山半牧や三条出身の日本画の岩田正巳、広川操一の作品を印刷したものという。半牧は、その元になった作品のほとんどを14日まで同資料館で開いている所蔵品展で展示しているのが奏功しているようだ。 まとめ買いする人が多く、1枚ずつ注文していると訳がわからなくなるのと、追加購入する人に種類の一覧表代わりにと、購入する種類を記入する注文書も用意。“なんちゃって”では収まらずに“本格的”になっている。 また、ミュージアムショップでは、『三条市史』全巻と郷土記録誌『ふるさと三条』も販売している。 ■関連リンク 三条市歴史民俗産業資料館(電話:0256-33-4446) 三条市歴史民俗産業資料館が所蔵作品のしおりを製作、販売(2001.11.21) ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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