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三条勤少ホームの第3回国際交流TeaTimeで茶道で交流(2002.2.6)

三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」(長谷川トミエ館長)は、5日午後7時から同ホームで第3回国際交流Tea Timeを開き、同ホーム利用者と中国、カナダの青年たちが、日本文化のひとつ、茶道を通じて交流した。

作法を説明しながら茶や菓子を勧めた

作法を説明しながら茶や菓子を勧めた

同ホーム利用者と三条市内の企業で技術を習得している中国・鄂州(がくしゅう)市の研修生、カナダの国際交流員ら合わせて50人が参加。同ホームの茶道教室で講師、表千家の林千世子さんが教室生徒と喫茶サークルのメンバーとともに点前を披露、指導。外国人のための日本語講座などを行うチャイナネットワークの梅田純子さんが通訳した。

長谷川館長が「皆さんの交流で心と体を温めてください」とあいさつに続き、50人は8班に分かれて自己紹介した。林講師はスライドを映し、日本の茶は中国をルーツに京都・宇治で栽培されて広まった歴史をひもとき、茶は相手を敬い、もてなす心が基本であること、季節感を大切することなどを説明した。

茶席では、日本の正月にあたる中国の春節が2月12日ということで、床飾りに中国の朱拓、日本の正月に飾る紅白のツバキとシダレヤナギ。菓子は白くて中に緑のあんが詰まったまんじゅう。林講師は「そのおまんじゅうの中の緑はマツの色を表しています。マツはめでたい意味といつまでも変わらないという意味があります」と説明してと勧めると、研修生は「おいしい」を連発。茶道教室の受講生が静にお茶を立てている姿を息を殺すようにじっと見つめていた。

茶道教室の受講生が茶碗を配りはじめると、林講師が「まず、両手で持ってください。そして中央を避けるように右に回してそこから飲んでください」と飲み方を説明。研修生だけでなく日本の青年たちも慣れない手つきでお茶を口に。その後、班ごとにいろいろな話をしながら親交を深めた。

国際交流Tea Timeは、同ホーム利用者と外国人がそれぞれの文化を紹介し、交流を深めるのことを目的に昨年12月にカナダ、ことし1月には中国の文化を取り上げて開いている。



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