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和洋菓子製造販売の三条市条南町、株式会社ヤマトヤ(土屋静雄社長・11店舗)は、バレンタインデーとひな祭りを前にチョコレートやケーキの新製品などを販売、予約を受け付けている。 三条市旭町2、ヤマトヤ旭町店(坂上浩之店長)では、店内中央にバレンタインのチョコレートのコーナーを設け、本命チョコ、義理チョコと、贈る側の“思い”のレベルにこたえる豊富な品ぞろえだ。 バレンタインデー向けの新製品は「ガナッシュ入りミニだいふく」(9個入り500円)。洋菓子ながら“だいふく”という名前が想像させるように、和菓子に使う求肥(ぎゅうひ)を使用。口溶けの良いガナッシュチョコレートを詰め、表面にココアパウダーをまぶす。見た目はトリュフのようで、甘さを抑えたあっさりおとなの味。甘いものが苦手な男性や年配の人にも喜ばれる一品だ。 「ときめきケーキ」(1,200円)は、2月14日までの期間限定販売。まさにバレンタインデー用のデコレーションケーキ。チョコレートムースの中にオレンジリキュールで漬けたチェリーが入り、ガナッシュクリームで表面を包む。トップをゴージャスなチョコレートが飾り、こちらもおとな向けの味だ。 おひな様ケーキは「メロディーおひな様」(直径18センチ)、「モンブラン雛」(18センチ)、「ひなデコ生クリーム」(15センチ・18センチ)、「ひなデコ生チョコ」(15センチ・18センチ)の4種類をそろえる。 「メロディーおひな様」(3,500円)は新商品で、3枚に切り分けたスポンジの間にイチゴをたっぷりサンド。トップは粉砂糖を固めた愛らしいお内裏様とおひな様を数種類のフルーツが囲む。 「おひな様ケーキを買っていかれるのは、子どもさんが多いです。バレンタインデーは、贈る相手の方が幅広いので、ことしの新製品のように年配の方にも喜ばれるものをご用意しました」と坂上店長。「チョコレートにこだわらず、お好きなショートケーキを詰め合わせてバレンタインデー用にラッピングされる方もいらっしゃいます」と言う。 また、ヤマトヤは月に2、3種の新製品を発売。2月は果物たっぷりのショートケーキ「ラ・グーリュ」(280円)とバナナムースのロールケーキ「トランシュ・バナーヌ」(280円)の2種類を新商品にラインアップした。 「ラ・グーリュ」はカスタードクリームとイチゴソースをクレープ生地で包み、ピンク色のイチゴクリームをしぼり、トップにミカンとイチゴを載せて気分は春爛漫。 「トランシュ・バナーヌ」はコーヒーシロップをしみ込ませたロールケーキの中にバナナムース。ケーキはしっとり柔らか、台はクルミやヘーゼルナッツを混ぜたクッキー生地でざくざくと、異なる食感のハーモニーが魅力だ。 昨秋の発売の「焼きたてシュー」(150円)は、根強い人気。パリパリに焼いたシュー皮の中にバニラビーンズの黒いつぶつぶが入った濃厚なカスタードクリームがたっぷりで、取り扱いは旭町店だけだ。 その人気の秘密を坂上店長は「職人が一個一個、シュー皮を焼いてクリームを詰めています。大変な作業ですが、手づくりのおいしさを味わっていただきたいので、心を込めてつくっています」。そもそもヤマトヤは、和洋菓子のほとんどが手作りで、手間暇をかけてヤマトヤの味を守っている。 中でも看板商品の「六角凧サブレー」は、昭和41年の発売以来、三条を代表する土産のひとつとして定着している。あっさりした香ばしい風味は根強いファンを生んだ。日持ちするので土産や地方発送といった用途にも重宝し、盆や正月は故郷の懐かしい味を持ち帰ろうという帰省客が「六角凧サブレー」に目をつけ、JR燕三条駅の土産に売り上げベスト5に入っているのもうなづける。 冠婚葬祭用の菓子のの注文にも力を注ぐほか、全国に向けてヤマトヤのニュースや取り組みを発信しようと、ホームページを充実、ひんぱんに更新し、オンラインショッピングも開設している。 ■関連リンク ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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