20日午後2時45分ころ、下田村北五百川、農業長谷川孝行さん(66)方で火事があり、木造2階建て住宅の一部平屋カヤぶき部分約50平方メートルを焼失、3時45分に鎮火した。

長谷川さん方の火災

長谷川さん方では住宅の一部を改築中で、その廃材を長谷川さんが住宅の空き地で焼却作業をしていたところ、風にあおられた火が改築中の住宅部分に燃え移った。

焼失した住宅部分の屋根は、カヤぶきをアタンで覆っており、カヤに燃え移った火は、またたく間に大きくなった。平屋部分は屋根の形を残しただけで部屋の中は全焼、隣接する2階建部分は全焼は免れたものの2階は燃え、１階は消火活動の際の放水で水浸しになった。

現場は、五百川橋を渡ってすぐの山の中腹で、成就院を過ぎた右側の民家。地元消防団と知らせを受けた下田分署が最初に現場に到着し、続いて東分遣所が現場に付いて消火活動を行った。

三条地域消防本部の消防車が到着するころにはほとんど火は消し止められ、燃え残ったカヤぶき屋根の一部から白い煙が上がっているだけだった。

長谷川さん方は4人家族で出火当時、夫婦2人が家にいて、長谷川さん本人が通報した。2人にけがはなく、隣接する住宅とは離れていたので類焼はなかった。