三条市は21日午後1時半から市役所で第3回三条市産業観光開発推進協議会（会長・松丸武長岡造形大学教授）を開き、商工課職員と各団体の代表ら会員が、三条市の新しい観光パンフレットの作成や基本計画推進プランの進ちょくについて話し合った。

第3回三条市産業開発推進協議会で観光パンフや基本計画素新プランの進ちょくで協議

市商工課職員5人と三条市商店街連合会、三条金物卸商(協)、(協)三条工業会、JTB三条支店などの団体代表の会員12人が参加。松丸会長は「昨年9月25日に第1回目の事行計画の説明等の実施などを説明、今回の第3回目では観光パンフレットの作成や次年度以降の方針などを話し合っていきたいと思います。また、2年目を迎えるにあたり1年の進ちょく状況、来年度への考え方を議論していきたいと思います」とあいさつして始めた。

新観光パンフレットの作成では、昨年8月に庁内の関係各課からなる連絡調整会議を開き、三条市をどうPRすべきかと、コスト削減のため日本語、中国語、英語の3か国語併記での作成を確認。その後、市内4業者による新観光パンフレットのコンペを行い、三条印刷(株)と委託契約を締結。この日の会合では、新パンフレット最終原案を確認した。

新パンフレットはA4版、28ページ。観光マップはラインを引いて県外、市外から訪れた人がいきたい場所を見つけやすくし、東三条駅前のレンタサイクルや本寺小路の場所を紹介する。

ほかにも写真サイズやレイアウトデザインなどを工夫、再編集してA4版、16ページのダイジェスト版を作成。海外に行く人に名刺代わりに配ってもらえるように、15×10センチのポケット版も10,000部作成し、これは4月1日から個人レベルの発注が可能になる。

説明後の質疑応答では、大阪や広島から来条する人のことを考え、成田空港や関西空港などの空路も記載してほしい、良寛の道にスケールを付けて距離をわかるようにしてほしい、飲食店や宿泊施設など細かい情報を記載して初めての人でも入りやすいようにしてほしいなど、遠方から来条する人の視点に立ったパンフレットを求めた。

また、県外の人の多くは情報を得るためにインターネットを利用するので、アドレスの表記だけでなくホームページも充実させたほうがいいという意見もあった。

市商工課は「今回の新パンフレットは全面改定するつもりで情報の見直しや写真も新しく撮影したものを掲載しています。商工課にはiモードでも対応できるようにしています。ペーパーでPRできるものはペーパーで、インターネットはインターネットで、いろいろな方向で考えていきたいと思います」と前向きだった。

ほかにも、産業資源を活用した推進プラン、果樹の里づくりプラン、植木の里づくりプラン、魅惑の味覚・空間づくりプランなど三条市産業開発基本計画の進ちょく報告と、そのプランの次年度以降の推進ついて論議した。