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にいがた・骨髄バンクを育てる会(平山敏雄会長)は、ドナー登録の申し込み用紙とPRビデオを全国でも初めて民間の会場、燕市宮町、カフェ「リベロ」(吉原明店主)に設置した。 同店カウンターに「日本骨髄バンク登録申込書」を置く。ドナー登録を希望する人は、そこに必要事項を記入し、それを持って自分で(財)骨髄移植推進財団主催の登録会場へ出向き、問診と採血を受ける。 併せて店内に骨髄バンクコーナーを設置。ビデオ一体型テレビで「生きるよろこび」や「金色のくじら」など教材用ビデオ4本を希望すればいつでも好きなときに見られる。 骨髄バンクのパンフレット「チャンス」も配布するとともに、入り口正面の棚にはボランティアが手作りした手芸品を販売しており、売り上げは、にいがた・骨髄バンクを育てる会の運営費の一部になる。 「日本骨髄バンク登録申込書」は全国各地の骨髄センターや保健所などの登録窓口に設置しているが、民間の設置は全国でも同店が初めてだ。 にいがた・骨髄バンクを育てる会の金子和子副会長は「コーヒーでも飲みながらどなたでも気軽に骨髄バンクを理解していただき、納得したうえでドナー登録していただきたいですね。しっかりした意志を持ってドナー登録すればどんどん増えていくと思います」と期待する。 吉原店主自身、4年前にドナー登録する一方、活動を手助けできないかという思いが常にあった。一昨年に脱サラして同店をオープンしたが、それが具体化のきっかけになったわけだ。 昨年11月、燕市内のNPOボランティアなど市民活動を行う団体と高橋甚一燕市長との懇談会が開かれた。席上、燕の骨髄バンクの会が、イベント参加による広報などの活動を発表したのに対し、高橋市長は「手づくり品を販売するのに商店街の空き店舗を考えていた」という話が出た。 吉原店主は、ケンオードットコムに掲載されたその記事を読んでひらめき、さっそく骨髄バンクの会に連絡して店の活用を申し出た。話はとんとん拍子で進み、金子副会長らと相談して1月26日から骨髄バンクのコーナーを設置している。 吉原店主は「ドナー登録は究極のボランティア。親子でも適合しない場合がある。以前から関心をもち、このような形で協力できることは自分にとってもうれしいことです」と満足そうだ。 ■関連リンク NPO・ボランティアなどの団体が燕市長と懇談会(2001.11.23) ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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