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三条市東三条1、日の丸観光タクシー(株)(西山斉社長)は、3日から全車両の昼間点灯を実施。事故防止の効果に期待するとともに、一般のドライバーの理解を求めている。 昼夜を問わずヘッドライトを点灯することでドライバーの事故防止意識の向上や相手車両への確認効果が高まることから、タクシーやトラック、宅配など業界を中心に昼間点灯が全国的に広まりつつある。 本県では、まだ推進運動の声は聞こえてこないが、長野県警ではいち早く推進に取り組み、「昼間点灯推進車」ステッカーも作成。昨年末から先行的に取り組みを行った15事業者の事故発生件数は短期間ながら前年比の4分の1に減っている。 西山社長は長野県のタクシー会社を経営する友人からこうした話を聞き、実際に長野県で昼間点灯しているタクシーを見ている。たまたま2日に昼間点灯に関するテレビ番組を見て事故防止の威力を実感し、さっそく翌3日から同社でも年間を通じて実施することにした。 西山社長は「社内で何回か行っている研修会の最近のテーマは『事故防止』でした。そこで、事故防止の一環で昼間点灯について話をし早速実行に移しました」と話す。 ただ、地元では昼間点灯の認識がほとんどなく、同社のドライバーが間違って昼間点灯していると思い、日に何度もも多くの人がパッシングされるという。 そこで理解を深めてもらおうと、長野県から昼間点灯のステッカーを有料で取り寄せ、タクシー後方のガラス窓にはってアピールしている。 「パッシングされ続けるとドライバーが恐縮してしまい、点灯をやめてしまうんではないかと思う」と西山社長は懸念しており、「多くの方にこの取り組みを理解いただきたいですね。他県では自治体の車もすべて昼間点灯しているところもあります。昼間でもライトを点灯するだけ事故が減るなら市内でもぜひ実施してほしいですね」と期待している。
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