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加茂市青海町1、県立加茂病院付属看護専門学校(高橋芳右学校長)は、6日午後2時から加茂市文化会館で第30回卒業証書授与式を行い、48人の看護士が同校を卒業した。 卒業生は女子42人、男子6人の内訳で、うち46人が県内、2人が県外の病院に就くことが決まっている。県内の準看護学校修了後、看護士になろうと同校に入学し、2年間の授業、実習を経て巣立ちを迎えた。 学校関係者や来賓、在校生、保護者など150人ほどが待つ会場に卒業生は実習用の白いユニフォームに深紅のバラのコサージュをつけて入場した。 校歌斉唱のあと、高橋学校長が一人ずつ名前を呼んで卒業証書を手渡した。緊張して登壇した卒業生は、卒業証書を受け取ると、学校関係者や来賓に向かって深く頭を下げた。 高橋学校長は「濃厚な授業、高度なカリキュラムを終え、きょうの日を迎えられた。皆さんは病気と戦い克服する人を支援するのが仕事。医療は日々、変化し、多様化しているが患者さんの気持ちは変わらない。皆さんの能力と熱意を発揮し、活躍することを期待します」と式辞を述べた。 来賓の小池清彦加茂市長は「この看護学校が加茂市に存在していることが市民にとっても最高の光栄で本当に素晴らしい学校です。皆さんは最高で崇高な職業に就いておられる方です。きょうの卒業はこれ以上の喜びはないくらい。皆さんはこの世の宝。ご自身の健康に注意し頑張ってください」と祝辞を述べた。 卒業生代表で大関亜佳里さんは「この2年間、自分のふがいなさに後悔した日もあります。つらい実習の中にも大きな感動もありました。みんな一生忘れられない思い出になることでしょう。在校生の皆さん、これからの1年はあっという間に過ぎていくことでしょう。皆さんがこの学校の伝統と校風をつくりあげていくことを信じています」と答辞を述べた。 答辞を読みながら思い出が頭をよぎったのか時折、声を詰まらせる大関さんと思いを同じくして目を潤ませる卒業生や列席者もいた。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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