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アマチュアカメラマンの燕市新町、自営業外川潤一さん(38)は、3月31日まで燕市宮町、カフェリベロでCGアート展「NEW YORK NOW−ニューヨークの今−」を開き、コンピュータで加工した17の作品を展示している。 ことし2月4日から10日まで、ライカM6とフジファインピックス6800Zのアナログ、デジタルの2台のカメラを手にニューヨークを訪れ、昨年9月に同時多発テロ事件で崩落した世界貿易センタービルにレンズを向けた。 現場周辺は、今も悲しみに包まれており、「ブロードウェイや五番街は従来の陽気なニューヨークでしたが、貿易センタービルのまわりは悲愴感が漂い、さすがに泣き叫ぶ人の姿を撮ることはできませんでした」と外川さんは話す。 展示作品の世界貿易センタービルは、被害を免れたセントポーリア礼拝堂の敷地内から撮影し、カラー鉛筆画調に加工した。復興して人波が戻ってきた町並み、ブルックリン地区から見るツインタワーがなくなったマンハッタン島の夜景、ニューヨークを象徴する自由の女神などを撮影。ペンキ画風、壁画風などそれぞれ題材に合った加工を施した。 写真は画像をデジタルデータでパソコンに取り込み、画像加工ソフトで色調やコントラストを調整。これまで外川さんは風景、人物などさまざまなジャンルの写真を撮影し発表してきたが、今回は初めて写真をパソコンで加工し、写真と絵画の中間のような独特な作品に仕上げた。 外川さんは「撮影した写真は約1000枚。以前から絵のインパクトの強さを感じていました。今回はじめて写真を絵のように加工することに挑戦してみました」と語る。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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