3月4日に自宅を出てから行方不明となっている燕市灰方、会社員、稲垣洋二さん(59)の自転車や衣服が今月17日、中ノ口川に近いところで発見され、警察、消防、消防団などで中ノ口川付近で捜索をしている。

20日の中ノ口川沿いの捜索

稲垣さんは身長約162センチ、やせ型。髪は白髪が混じり、顔は浅黒く、左右いずれかの手の人差し指先がない。

稲垣さんはひとり暮らし。結婚して近所に住む長女が3月3日に稲垣さん宅を訪ねたところ、新聞受けに新聞が差したままになっており、その日も帰宅しなかったので翌4日、捜索願いを出した。

稲垣さんの自転車が発見された場所

先週、新聞折込のちらしでも情報提供を求めていたが、17日に中ノ口川児ノ木付近で、稲垣さんの自転車を発見。さらに中ノ口川近くで稲垣さんのジャンバーや長靴が見つかった。

稲垣さんは、何らかの原因で川に流された可能性が高いとみて、翌18日から燕署、燕市消防本部、灰方地域の消防団らで中ノ口川付近の捜索を開始。県警のヘリコプターや消防の救命ボートも出動した。

捜索3日目の20日も朝から捜索を行い、燕市消防本部12人と消防団18人は中之口村から味方村沿いの両岸を捜索。燕署は6人体制で遺留品が見つかった現場から上流に向かって捜索した。県警のヘリコプターは新津市で同様の事件が発生したため、午前中だけの捜索となった。