三条市は25日、平成14年度の人事異動を内示した。異動は昨年の205人を38.0%、78人も下回る127人。うち新規採用が1人で退職は34人。高橋一夫市長の公約で大幅な人事は行わない方針で小規模の移動に留め、あわせて定員の削減と女性の登用に力を入れた。

部長級では、阿部晃義三条市教育委員会教育総務課長兼三条高等学校改築推進対策室長が教育次長に任命。

同市は平成13年度に37人の退職が出るが、新規採用は情報政策課に1人あっただけで向こう2年間は新規採用しない。定員削減に伴って8人だった部長職を7人に減らし、今井國雄建設部長が同部長と水道局長を兼任する。

ほかにも体育施設関係で市民プールの館長、グリーンスポーツセンターのセンター長、市民球場の場長を教育委員会社会教育課長の兼任とし、グリーンスポーツセンターは正職員に代えて嘱託員を置く。

施政方針にあった女性課長の起用も言葉通り人事に反映した。4月1日から始まる学校完全週5日制に対応して、教育委員会生涯学習課課長に県教育委員会の梅津玲子生涯学習推進課副参事を招へいする。

女性の起用は渡辺冨士江行政課課長補佐が行政課長に、藤島由美子社会福祉課主査が社会福祉課課長補佐に。また、新しい取り組みとして三条地域消防本部と人事管理を含めた円滑な推進を図るため、飯塚知夫土木課課長補佐を三条地域広域事務組合三条地域消防本部総務課長として出向させる。異動は次の通り。