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旧蒲原鉄道の主役モハ1号、63号が修復、再生(2002.4.10)

加茂市は10日午前10時から加茂市冬鳥越スキーガーデンで蒲原鉄道電車モハ1号、モハ63号修復工事竣工記念式典を行い、蒲原鉄道の廃止に伴って本来の役目を終えた電車に加茂市指定文化財として新たな命が吹き込まれた。

加茂市指定文化財として修復、再生されたモハ1号、63号

加茂市指定文化財として修復、再生されたモハ1号、63号

モハ1号は77年前の大正12年に製造され、加茂市−五泉市間を走った県内最古の木造電車。モハ61号は昭和15年製造で同60年に蒲原鉄道が廃止されるまで運行していた半鋼製電動客車。

あいさつする小池清彦加茂市長

あいさつする小池清彦加茂市長

県内に保存されている木製の旅客車輌は県立自然科学博物館に保存される旧魚沼鉄道の明治末期に製造された四輪単車の客車1台で、電気車の保存はモハ1号だけ。

モハ1号は老朽化で運行終了後は蒲原鉄道(株)の倉庫として使われていたが、床が抜けたり雨漏りがして処分を検討され、その話を聞いた小池清彦加茂市長が「修復して、ぜひ加茂市の宝に」と、モハ61号とともに修復、市指定文化財として冬鳥越スキーガーデンに常設保存することになり、この日の竣工となった。

式典には小池清彦加茂市長や修復工事施工業者、村松町立村松小学校(佐藤重勝校長・503人)5年生、加茂市立七谷小学校(赤羽正春校長・157人)5年生など200人が参列した。

加茂、村松の児童がテープカット

加茂、村松の児童がテープカット

小池市長は「新潟県最古の電車が生まれ変わったのは喜ばしいこと。たまたまこの場所は加茂市ですが、冬鳥越スキー場も電車も村松町との共有の財産だと思っています。永遠に2台の電車が勇姿をとどめることになるでしょう」とあいさつした。

来賓祝辞で蒲原鉄道(株)の茂野新一社長は「スクラップ同然で倉庫変わりに使っていた電車を加茂市に引き取ってもらいました。古い物の価値がわからず捨ててしまう意識がありましたが、このようにきれいになって感激しております」と喜びを話した。

村松小学校の今井実穂さん(10)は「モハが見違えるほどきれいになってうれしい。私たちはモハのことを忘れないでいたい。そして七谷小の皆さんと友好を深めていきたい」、七谷小学校の泉田茜さん(10)は「モハ1号は私のおじいちゃんが生まれる前から働いていたなんてすごいと思った。ぴかぴかに修理されて電車も喜んでいると思います」とそれぞれあいさつした。

車内を観覧する児童

車内を観覧する児童

工事施工者は加茂市にブレーキ弁ハンドルを贈呈、受け取った小池市長は額に入ったプレゼントを掲げて列席者に披露。そして両小学校の児童がクラスごとに分かれてテープカットを行った。

閉式後はさっそく電車を観覧。電車の中では、おとなも子どもも一緒になって電車のつり革やハンドルをさわり、古きよき時代の電車のムードを味わっていた。



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