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加茂市新生商店街(坂上輝夫会長・17店舗)が取り組む「加茂川に鯉のぼりを泳がす会」(阿部一郎会長)は、ことしも4月20日から5月5日まで加茂川にこいのぼりを泳がせるので、いらなくなったこいのぼりの提供を求めるとともに、盛り上がりに期待している。 13年前から毎年、加茂市を流れる加茂川にこいのぼりを泳がせており、今では加茂市の風物詩としてすっかり定着している。市内外から多くの人が見物に訪れる。 葵橋から西宮橋まで、両岸を8本のワイヤーで結び、そこにこいのぼりを下げる。昨年は200匹のこいのぼりが泳がせたが、ことしは一挙にスケールアップさせて400匹から500匹近いこいのぼりを泳がせる。 阿部会長は「こいのぼりを飾るきっかけは、加茂川の大水害の後、加茂駅から延びる大きい商店街はどんどんよくなっていった。それで右岸にある商店街にも目を向けてほしいと思い、当時、全国的に流行っていたこいのぼりを加茂川に泳がせようと新生町で企画しました」と話す。 当初は市などの許可も得ないまま「とにかく鯉のぼりを飾らなければ」の一心でこいのぼりを集めた。市内の幼稚園にも声をかけ。園児から布の絵を書いてもらって鯉のぼりと一緒に飾った。そのうちメディアにも取り上げられ、メディアを通じて家庭で不用になったこいのぼりの寄贈を呼びかけた。今では1年を通じてこいのぼりの持ち込みがある。 とはいえ、商店街独自の取り組みなので、行政からいくらか補助金を受けているものの、手弁当であることに変わりはない。せっかく市外からも見物客を集めるようになったのに、受け入れる側の体制がまだ不十分と頭を悩ませている。 阿部会長と坂上会長は昨年、加茂市同様、川にこいのぼりを泳がせている群馬県の万場町を視察した。万場町では期間中、専用駐車場を設け、多くの売店が並び人口以上の見物客が訪れる。こいのぼりの数は加茂市と大差ないが、町全体で取り組み、町おこしにも成功し、結果には大きな開きがある。 「加茂市でも売店は出ますが数か少ない。何とかしてもっと多くの店を開きたい。これから子どもさんも少なくなり、こいのぼりを上げる人も少なくなってきます。家庭で飾らなくなった鯉のぼりがあれば取りに行きますので、ご連絡ください」と2人の会長は話している。問い合わせ先は阿部会長(電話0256-52-1449)へ。 |
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