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国土交通省北陸地方整備局信濃川工事事務所(森川一郎所長)は、18日午前11から同所で大河津分水洗堰周辺整備竣工式と信濃川大河津分水資料館のリニューアルセレモニーを行い、関係者や地元の子どもたちで完成を祝った。 大河津分水洗堰改築工事事業は、大正12年に完成した洗堰の老朽化や、当初予定していた以上に堰下流の河床の低下などで安全性が問題となり、平成4年に新洗堰の全面改築に着手、平成12年5月に完成、通水した。 それに伴って旧洗堰をそのまま残しながら、周辺にせせらぎ水路や多目的広場を設けた大河津分水公園を建設し、大河津や治水の歴史などが学べる憩いの場とした。旧洗堰は国の有形文化財に指定され永久に保存されることになった。 竣工式では森川所長が式辞で関係者や地域の人たちに感謝の気持ちを述べ、土山和夫新潟県土木部長、大河津分水改修促進期成同盟会会長の長谷川義明新潟市長らが祝辞のあと、資料館と同事務所を結ぶ橋のたもとに造った洗堰登録文化財登録記念碑の除幕式を行った。 さらに分水町立分水小学校の鼓笛隊や分水、中之島、寺泊、与板の町の園児323人の先導で橋をって資料館へ。リニューアルされた資料館は、鉄筋コンクリート4階建てで延べ床面積1,580平方メートルと今までの4倍の広さになり、1、2階は大河津分水の歴史などを展示、3階は情報ライブラリー、4階は展望室になっているほか、多目的ホールやミーティングルームも備える。 資料館のオープニングセレモニーでは五百川清同資料館館長が「この資料館は先人たちの志を伝える大きな役割を持っている。このような地域の志を伝えて守り抜いていかなければなりません」とあいさつ。小林清分水町長は「資料館のオープンで長い戦いの中で果たす役割の研さんの場として語り継いでほしい。皆さんには学びの場として利用していたっだきたい」と祝辞を述べた。 児童代表の言葉で分水小学校6年内山理香子さんは「大河津分水の学習はとても大切なもの。資料館で歴史や願いを学習することができ、自信を持って多くの人に教えてあげられたらいいなと思います」と話した。 五百川館長や長谷川新潟市長、ことしの分水おいらん道中でおいらんを務める桜太夫の西條瑠美さんらがテープカットとくす玉を割って開館した。 式典には関係者、来賓、児童、園児、保護者など700人ほどが集まり、新しく生まれ変わった大河津分水の周辺を祝った。 |
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