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燕市立燕北小学校(金子正雄校長・209人)の5,6年生は24日、同校通学路に燕市が設置した植物プランターに花の種をまき、季節はずれの夏空の下で夏に咲く花を想像して作業に励んだ。 市は燕市前郷屋地内の市道下組3号線の300メートルの区間に94個のプランターを設置。この日は午前10時から5、6年生73人をはじめ保護者や地元の人など120人ほどが参加して種をまいた。 用意した種はヒャクニチソウ、ホウセンカ、マツバボタン、コスモスの4種類が30袋ずつの120袋。作業を前に6年生玉橋元樹君が作業服で参加の高橋甚一燕市長から種を受け取り、6年生樋山敬介君は「ぼくたちが毎日、通う道が自然あふれる、あいさつあふれる道になったらいいなと思います」とあいさつした。 児童は紅白帽をかぶって作業開始。土の入ったプランターに種をまくと、口にじょうろをつけたペットボトルで水をかけ、人海戦術で10分ほどで作業を終わった。 市道下組3号線は用水路を狭くして道路部分を拡張したが、広くなった部分は舗装していないので、雨が降るとぬかるみ、通学する児童のくつを泥だらけにする。 それを見かねて昨年、同校6年生だった燕中学校の1年生相場麻到子さんが、通学路に「クローバーかなにかを植えてなんとかしてください」と高橋市長宛に手紙を書いて要望した。 高橋市長は、さっそく現場へ出向き、「穴だらけでかわいそうだ。なんとかしなければ」と、すぐにプランターの設置を決め、実現した。 まいた種の開花期は7月から9月。それまで同校児童と地域の人たちで管理し、1人の児童の声と、それに耳を傾けた行政、協力した地域の人が育てた花を咲かせる。 |
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