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三条地域消防本部(堀内俊夫消防長)は、昨年8月に「消防ポンプ操法指導要項」が全面改訂されたのに伴い、まず本部職員から改訂部分を徹底的に訓練、マスターし、さらに地域の消防団に指導している。 ポンプ操法は、指揮者、1番、2番、3番、補助員の5人1組で行い、使う道具は、ポンプ1台、20メートルホース3本、吸管1本、まくら木1つ、火事の際にアタンなどを壊すトビ口1つ。 訓練では30秒から45秒ていどでポンプをセットし放水ができるようにしなければならない。訓練ではお互い声をかけながらポンプを動かすものホースをつなぐもの、トビ口を持つものなど、それぞれのパートを分担して放水準備を行う。ポンプ操法は火災現場での消火活動を行ううえで最も基本となるもので、その速さと正確性を競う競技会も開かれている。 これまでの消防ポンプ操法は、川や池から水の供給を想定した平面的な訓練だったが、改訂では水槽からの供給を想定、高さのあるものに変わった。そのため機材の配置や隊員の動作も大きく変わり、以前の操法が体にしみ込んでいる人ほど戸惑いがある。 全国的には改訂以前から新しい操法を訓練する地域もあったが、本県では改訂後から取り組んでおり、同本部の署員も昨年8月と11月に行われた研修会に参加して新しい操法を身につけた。 研修を受けた署員は本部職員全員に浸透させるため、時間割りを作って毎日、訓練している。また、毎年開かれている消防団のポンプ操法の全国大会もことしから改訂された内容で行われる。8月初旬に五泉市で行われるその県大会に向け、同地域消防団員にも休日や夜を利用して職員が指導を行っている。 |
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