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県央地域の若手デザイナーでつくるデザインリンク新潟県央(目黒由賀利代表・20人)は、12日から19日まで8日間、三条・燕地域リサーチコアで企画展「The Roots of Design 全てのカタチには起源がある。」を開いている。 メンバーの作品を展示するのではなく、県央地域を中心に独自性の高い製品や企業、個人の活動、気候・文化などをテーマに紹介する展覧会だ。 現物のほかにパネルだけの展示もあり、デザインという視点から「気候・文化・風土」「文化・歴史・技術」「技術・製品・技術」の3つに分けて合わせて20点を展示する。 デザイナーであるメンバーの作品はなく、展示物はメンバーの目で見て直接、企業に出向いて集めた。 展示は日本酒、彫金、金型、和釘、カトラリー、農機具、作業工具と、一部を除いて地元の人にとって日常的に目にしているモノだ。 天井から垂れ幕のように吊るしたパネルには、それぞれのモノの背景や作業工程といった、ふだんはモノの裏側に隠れている部分を文章で紹介する。斬新な会場構成も相まって、ありきたりのモノに不思議と引き付けられる。 同時に作り手と使い手の垣根をなくす役割も担う。生活者と産業の交流が進み、新たな潮流が生まれることも願っている。 企業を訪問して展示作品を集めるプロセスで、職人や企業の代表の生の声を聞けたことも、メンバーにとっては地場産業を知る有意義な機会だった。 メンバーの一人は「企画の内容はもちろんのこと、展示の仕方にも自信があります。これらの活動を通じてデザインリンクを知っていただき、賛同するデザイナーが増えてくれるといいですが」と話している。 リサーチコアでの展示のあと、5月28日から新潟デザイン専門学校、6月9日から長岡造形大学で同展の巡回展を開く。あわせてそれぞれの開催地ではディスカッションや授業を行い、メンバーと学生で同展を軸に交流する。 |
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